放課後

放課後 (講談社文庫)放課後 (講談社文庫)
(1988/07)
東野 圭吾

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1985年の江戸川乱歩賞受賞作品
この作品で、作家として専業することになったようだ
(それまでは、サラリーマン)

今は、売れっ子作家となった東野氏の初期の作品で
それ故、表現に少し強引な所があったり
ちょっとおかしいかな?という所があるのも
仕方ないか・・・
女子校を舞台にした話で、主人公は高校の教師

女子校にいた立場から言うと、おかしい点は
いくらでも指摘できるし、女の子の心理も然り
でも、それ以上に話は面白いと言える

若い作家が書いた作品、ということで読む方がいいだろう

ため息の時間

ため息の時間 (新潮文庫)ため息の時間 (新潮文庫)
(2004/06)
唯川 恵

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「肩ごしの恋人」の次に読んだ本
恋愛小説9篇・・・と書いてあるが
最後の「父が帰る日」は、ちょっと違うかな・・・

その「父が・・・」が一番好きな話で
読んで大分経つが今もあらすじは頭に残っている

他の8篇は、恋愛のお話
20代後半から40代ぐらいの男の人の目線で
特に、従順な奥さんがいるにも関わらず
不倫を続ける男達の話は
現実、周りに沢山ある話で
現実の結末は、大体離婚に行きついている

離婚した男達が、幸せに暮らしているかは
どうでもいい話だが
別れてからの方が、元奥さんが良く見えるというのは
皮肉な話
男達は分っていないという話

肩ごしの恋人

肩ごしの恋人 (集英社文庫)肩ごしの恋人 (集英社文庫)
(2004/10)
唯川 恵

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2002年の直木賞作品で
米倉涼子主演でドラマ化された作品
ドラマは見ていないが、HPで配役を見た感じでは
見なくて良かったという感じか

27才の女性二人が主人公で
その二人にまつわる男性達との話で
16才の少年が出てくるのだが
私のイメージする少年とドラマの配役が
かけ離れていてガッカリした次第

だから、ドラマ化や映画化は怖い
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
(2003/02)
東野 圭吾

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50ページぐらいの短編ミステリーが5編
どの作品も読み終えた時、少し淋しいような
もの悲しい感情になってしまう

人間は悲しい生き物だなと、少し思わせる
そんな作品

同級生

同級生 (講談社文庫)同級生 (講談社文庫)
(1996/08)
東野 圭吾

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福山雅治が主演したドラマ「ガリレオ」で、本を読まない人にも
名前が知れた東野氏の初期の作品

舞台は共学の公立高校
主人公は高校3年生の男子
野球部のキャプテンで、マネージャーの女子の事故死が
事件の発端

読後の感想は、女の立場から言うと
男の人の書いた小説という話

女はいつでも弱く可愛く、そして男を愛するべき?

今の高校生ならこういう話になったかな?
私がこの高校3年の女子なら、この話にはならない
30年前でもならない、と言い切れる
まぁ、その事と、この話とは別で楽しめる本です

予知夢

予知夢 (文春文庫)予知夢 (文春文庫)
(2003/08)
東野 圭吾

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福山雅治が主演したドラマ「ガリレオ」の原作
「探偵ガリレオ」シリーズの作品

5つの事件からなる短編集なので、読みやすい

ドラマを見た後に読むと、どうしても福山のイメージがちらついて
情景は思い浮かべにくいかもしれない
が、理系学部出身の作家さんらしく
科学的な事を前面に押し出しているのが
このシリーズの特色で面白さだろう

私は、この科学が全く理解できないが
作品は面白い
不思議な事だ

悪意

悪意 悪意
東野 圭吾 (2001/01)
講談社
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東野氏の長編ミステリー小説
容疑者と刑事の手記と記録が交互に出てきて
それぞれの言い分や供述、事実を元に
殺人事件が解明されていく
題にあるように、「悪意」がテーマ

この本を読み終えた時、何年か前にあった
東京の文京区での幼稚園児を持つ母親の
殺人事件を思い出した
その時感じた感情を思い出し
自分自身の過去の経験を思い出し
他人が感じる「悪意」というものの恐ろしさを
思い返した次第である

悪意や妬み等をあまり持たない人間は
他人がそういう感情を持つ事を
想像しないし、感じない事がある

良かれと思ってする「善意」は
時として、「悪意」を引き出す
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫) 嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
東野 圭吾 (2003/02)
講談社
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ドラマ化された「探偵ガリレオ」で注目の作家、
東野圭吾氏の作品
人気ドラマだったので、これからも
一杯ドラマや映画に作品が使われるんだろうなぁ

5編の短編ミステリーで、主な登場人物は
被害者、容疑者、刑事等

登場人物の少なさは、古畑シリーズと同じか?
ただ、古畑のシリーズは
自分の護身やプライド、欲の為に殺人を企てていたような
気がするが
東野氏のミステリーは、少し物悲しい感じがする
そんな気がする5編である


卒業

卒業 (新潮文庫) 卒業 (新潮文庫)
重松 清 (2006/11)
新潮社
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「卒業」がテーマで4編の短編が収録
「死」をベースとした話で生きていく上で
避けて通れないテーマでもあり
長く生きていると、様々な人の死と関わり
悲しみに暮れる事もある

4編は、悲しみを乗り越え、
そこから卒業していく話である

卒業は旅立ちであり、出発である

定年ゴジラ

定年ゴジラ (講談社文庫) 定年ゴジラ (講談社文庫)
重松 清 (2001/02)
講談社
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作家の重松氏は、29才の時から「ニュータウン」と呼ばれる
東京郊外の住宅地に住んでいるらしい

この「定年ゴジラ」は、ニュータウンと呼ばれる
住宅地で定年退職を迎えた60年代の父親達の話である

30代後半の重松氏が、父親世代である60才代の
人達を書くというのは、無謀な試みで、ある種の不遜な行為
でもあっただろう、と認めてもおられる

この話を書き、住んでいる年老いたニュータウンを
少し好きになったとも書かれている

これから沢山増える元気な60才以上の人達
いずれ自分の通る道である

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