語り女たち

語り女たち 語り女たち
北村 薫 (2007/03)
新潮社
この商品の詳細を見る


17編からなる短編集
海辺の街、窓辺に寝椅子に横になりながら
男は訪れた女の人の話を聞く
その女の人達の話の内容は
不思議な物が多く・・・

直木賞の候補に何度もなっている北村氏
この作品も候補作
北村氏が賞からもれた時、選者の人達のコメントを
読む機会があったが、
この作品は特に評価されているけど
形式が直木賞に向いていなかった感じがした

これだけ候補になりながら、落ちるのなら
とことん、取らないで欲しいとも思う次第
あしたはアルプスを歩こう (講談社文庫) あしたはアルプスを歩こう (講談社文庫)
角田 光代 (2007/07/14)
講談社
この商品の詳細を見る


角田さんの小説は読んだ事が無いし、
雑誌などでエッセイを見かけたことも無い
が、名前は知っていた
本屋さんで本を見たとき、小説を読むより
まずエッセイを先に読むのも良いかな?
と、思い手にした

薄い本で、軽い感じで書かれているので読みやすい
寝る前に、10〜20ページぐらいずつ読んで
1週間ぐらいで読んだか?

アルプス(日本じゃなく)の山に登るのに
ピクニック気分でイタリアに行った
という、お気楽な作家さんのエッセイ

でも、何だかんだと言っても
2000〜3000メートル級の山々を歩いてこられたのだから
体力や根性はあるのだろう

あまりに軽く書かれているので
「私にも出来るかな?」と勘違いさすのは
文才に優れているからか?読んでいる私がバカなのか?

高所恐怖症の私を、「登ってみようかな?」と
思わす不思議なエッセイ
それは、たぶん、山に登った後の
ワインやご馳走での
楽しい食事の情景が浮かんでの事だろうけど・・・

街の灯

街の灯 街の灯
北村 薫 (2006/05)
文藝春秋
この商品の詳細を見る


久しぶりに、北村氏の本を読んだ
直木賞にノミネートされるも、なかなか取れない
もうそろそろと、思うけど、、、

この「街の灯」は、昭和7年が舞台で
主人公は、上流社会のお嬢様
北村氏お得意の、お嬢様である

北村氏は、「お嬢様」が好きなのか?
今、殆ど姿を消しているので書かれているのか?

でも、昭和7年という設定なら
こんな「お嬢様」でもいただろうなぁ・・・
とは、思う

私の、祖母ぐらいの設定か?
そう思って読むと、割と面白かった

3つの話から成り立っているが、シリーズとして
今後も、話が続くのであろう
栗原はるみのジャパニーズ・クッキング 栗原はるみのジャパニーズ・クッキング
栗原 はるみ (2004/09/30)
扶桑社
この商品の詳細を見る


この本は、とても高い
料理のレシピ本として欲しいのなら
この本は不適格だと思う

イギリスの料理本のコンクールで1位に選ばれた
本だったと、記憶している(確か・・・)
凄いシェフや日本料理の巨匠みたいな人ではなく
1主婦から始まったこの人の料理本は
作る人に優しいレシピである

すぐに家で真似できる所が良い
ただ、この本はそういう点では適当では無いが
一生に一度の月―ショート・ショート傑作選 一生に一度の月―ショート・ショート傑作選
小松 左京 (2006/07)
集英社
この商品の詳細を見る


中学から高校にかけて、多くのショート・ショートを
読んだ。
電車の中、何かの合間に読むには
短く完結する話は読みやすく
どんでん返しのあるショート・ショートは
とても好きだった

「日本沈没」で有名な小松氏のこの本は
1979年出版され、去年再版されている

少し古さを感じるところもある、と書評されて
いる所をみると、そのまま再版されている様子

新しくなると、古い本を持って本屋に行き
どこがどう違うのか同じなのか
確かめに行きたくなる・・・

マダムだもの

マダムだもの マダムだもの
小林 聡美 (2005/06)
幻冬舎
この商品の詳細を見る


女優の小林氏が、三谷幸喜氏と結婚してから
自ら、「マダム」と名乗っているらしい
日本でのゴージャスなイメージを逆手にとって
わざと、「マダム」と言っているあたり
この人らしいなぁ、と思うし
実際、名乗って6年間誰からも呼ばれた事が
無いと言うのも、納得
この人の中には、どこにも「マダム」という要素は
無いと思える(失礼か?)

何冊ものエッセーを書かれているが
どれもこれも、面白い
話も短く、読みやすい
日々の生活の雑用で、イライラしても
この人のエッセーを読むと
「まぁ、明日も頑張ろうか」と思う次第
マザー・グースと三匹の子豚たち (1981年) マザー・グースと三匹の子豚たち (1981年)
桐島 洋子 (1981/10)
文芸春秋
この商品の詳細を見る


この本を、アマゾンで検索して驚いたのは
今年の6月に、単行本が再版されていた事だ
私が、この本を読んだのは
今から25年前、本は280円だった

30年ほど前に、3人の子供と共に
アメリカに行き、4人で生活を始める
子供達は、3人3様で
様々な問題を持ち帰ってくる

1年後には、確か子供だけ残し
帰国されたと思うが
私が子供を持ち、育てる上で
この人の子育てが少なからず参考になっている

とっても、カッコいい人だと思う

江戸夢あかり

江戸夢あかり―市井・人情小説傑作選 江戸夢あかり―市井・人情小説傑作選
佐江 衆一、杉本 苑子 他 (2003/07)
学習研究社
この商品の詳細を見る


11人の作家の方々が書かれた
時代小説を集めた本
この中で、読んだ事がある作家さんは
宮部みゆき氏だけで、池波氏も山本氏も
私は読んだ事が無い
元々、時代小説は興味が無かった
古い時代の設定、物の言い回し等が
ピンとこないせいもあったが
宮部氏の作品で考え方が変わった

機会があれば、他の作家の方の作品も
読みたいが、今の所はこういう本の形でしか
なかなか読めないという現状

読みたい本は、いくらでもある
家にいるのが何より好き 家にいるのが何より好き
岸本 葉子 (2002/03)
文藝春秋
この商品の詳細を見る


この本は、岸本氏が30代の頃の
女、独身、一人暮らしでの生活の中で
感じたり経験した事を、エッセイとして
書かれている

今、40代になっているであろう岸本氏だが
このあと、「負け犬」とか「負け組み」とか
言われた時代に、普通に
気負いもせず、高飛車でも無い姿勢は
同世代の人の共感を呼ぶのではないか

バンコクの妻と娘

バンコクの妻と娘 バンコクの妻と娘
近藤 紘一 (1985/01)
文芸春秋
この商品の詳細を見る


この文庫本の表紙を飾っている3人(近藤氏と妻と娘)
を見ると、パッと見では夫人と娘さんは
日本人に見える。
近藤氏がベトナム特派員時代、再婚した奥さんと
奥さんの連れ子(言葉がイヤだ)の娘さんは
サイゴン陥落に伴い東京で暮らすようになり
その時の事は、「サイゴンから来た妻と娘」
に書かれてあるが、この本はその続編と
いう感じの本である。
後に、結婚してパリに行った娘さんの事を
書いた本も出されているが、妻と娘シリーズは
その3作で終わってしまう
近藤氏は1986年、46才の時胃がんで亡くなってしまう

娘さんが巣立っていくに連れ、奥さんが
安住したがっている(日本でベトナム料理の
お店でもしながらゆっくり暮らしたい)と
書かれていた近藤氏にとって
残した妻と娘は気がかりだったろう

3冊の本には、自ら「僕はずるい人間です」という
近藤氏の妻と娘に対する愛情が一杯詰まっている

追記
この本を買ったとき、340円だった本は
今700円になっている
20年で倍になったという事である

Powered by FC2 Blog