分身

分身 (集英社文庫)分身 (集英社文庫)
(1996/09)
東野 圭吾

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変身の次に読んだ「分身」
二人の女子大生の話が交互に出てくる

年齢の違う、しかし顔形がそっくりな二人を巡る話で
途中で「クローン」が題材である事に気づく

東京と北海道に離れて住む二人が
それぞれに出生の秘密を感じ、調べていくうちに
大きな問題に行き当たる

現実には無いが、動物ではいくつかの例が報告されている

人間のクローン
病気の治療目的で、進歩していくのは良いのだが・・・
ホントに良いのか

変身

変身変身
(1994/06)
東野 圭吾

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脳移植をテーマに、一人の男性が移植された脳の人格に
犯されていく様子を書いた作品

10年以上前の作品だが、今現在脳自体の移植は無いと思うし
未来にも今は、考えられない

でも、何10年か前には、様々な臓器や人体の部分の
移植や接合は不可能だったことを考えると
想像出来る事は、可能な事と考えるべきか

主人公の成瀬純一は、少女を庇い銃弾を頭に受けた事により
脳の移植手術を受ける
奇跡的に回復し、社会復帰していく過程で
大人しく平和主義だった性格が
攻撃的で凶暴な面に支配されていく

優しい画風が変わっていく様や
移植された人の、音楽的な面が出てくる様子は
ホラー映画よりもよっぽど面白いかな?

時生

時生 (講談社文庫)時生 (講談社文庫)
(2005/08/12)
東野 圭吾

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東野氏のSFミステリー
グレゴリウス症候群という(架空の)不治の病に罹った
息子を持つ両親が
夜の病院の待合のロビーにいる
息子は昏睡状態で、もう永くは無い
そこで、父親の拓実は20年以上前
23才の時に、息子の時生と会ったと話す

昏睡状態の息子が、タイムスリップして
23才の父親に会いに行く

NHKのドラマで、ジャニーズの俳優さんが
やっていたなぁ、と思い出した(見ていないが)

タイムスリップする話は、良くあるが
複雑な家庭で育った父親の拓実が
優しい気持ちに変わっていく過程や
未来の母親を助ける件は
読んでいて切なくなる

親よりも早く亡くなってしまうのは、どちらも辛い


私が彼を殺した

私が彼を殺した (講談社文庫)私が彼を殺した (講談社文庫)
(2002/03)
東野 圭吾

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東野圭吾氏のミステリー小説
容疑者3人をそれぞれ主語とする短編の章を繰り返し
結婚式前日から当日にかけて
被害者の元恋人の自殺、殺人と進んでいく

結婚式の主役新郎が、バージンロードで倒れる
容疑者は、新郎の仕事のパートナーの男性、
以前恋愛関係でもあった編集者の女性
結婚を快く思っていない新婦の兄の3人である

それぞれが、「死んでくれたら良い」と思っている

最後まで、犯人は書いていない
「犯人はあなたです」で終わる

袋とじの推理の手引きを読み
もう一度、読み返して納得
むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)
(1997/05)
東野 圭吾

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高校2年から6年間大学4年まで付き合った元恋人から
電話が入る
1週間前、高校の同窓会があり、4年前に結婚をして
人妻になり子供がいる事は分かっている
その、彼女から独身の主人公に電話がかかってくるのである

一緒に行ってほしい場所がある、という

二人は、奇妙な鍵と地図を手がかりに
ある別荘地に立つ古い家に行く

小さい頃の記憶が、全く無いと話す
元恋人の過去がどんどん暴かれていく

虐待の問題も絡め、
過去の検証を色々な小道具でしていく様が面白い

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)
(1999/05)
東野 圭吾

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主人公は、独身の警察官
たった一人の肉親である妹が
自殺と思われる死に方をし
その死に不審を抱き、独自に殺人の疑いで調べていく

恋人を親友に奪われ(妹)、その上
二人が容疑者という展開で
話が進んでいく

ここでも、若い長身の刑事、「加賀刑事」が登場する
私は、この刑事に「若き日の仲村トオルさん」を重ね
いつも読んでいる
ドラマ化なら、仲村さん、と思っているのだが・・・

手紙

手紙 (文春文庫)手紙 (文春文庫)
(2006/10)
東野 圭吾

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映画化され、あの沢尻エリカも出ているが
彼女は、何故あんなに非難されるのか?
まぁ、そんな事はどうでもいいが
映画と原作では、かなり設定が変わっているみたいなので
別の話としたほうがいいだろう

小説は、良くこれだけ「いじめ」てくれるなぁ
と思うほど、主人公(犯罪者の弟)に
次から次へと、不幸がやってくる

唯一の救いは、そんな彼を愛して支えてくれる女性だが
もし、誰からも愛されなかったら・・・
そう思うと、いたたまれなくなった

犯罪の加害者、被害者
どの人にも、たぶん家族や愛する人がいて
そして、みんなそれ故に苦しむ

眠りの森

眠りの森 (講談社文庫)眠りの森 (講談社文庫)
(1992/04)
東野 圭吾

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バレエという、特殊な世界にいる人達を書いた
ミステリー小説
華やかな舞台の裏にある人達の
影の部分を書きながら
主人公の若い独身刑事の恋愛もおり込み
最後までドキドキする

恋愛小説として読んでも、面白いかもしれない

バレエの世界にいる人達を
何となくしか知らないが
普通の生活を送ろうとすると
バレエを諦めなくてはならなく・・・
何事も芸術を極めようとすると
捨てないといけない物が沢山ある、と感じた話

極めなかった私は、幸せか・・・

放課後

放課後 (講談社文庫)放課後 (講談社文庫)
(1988/07)
東野 圭吾

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1985年の江戸川乱歩賞受賞作品
この作品で、作家として専業することになったようだ
(それまでは、サラリーマン)

今は、売れっ子作家となった東野氏の初期の作品で
それ故、表現に少し強引な所があったり
ちょっとおかしいかな?という所があるのも
仕方ないか・・・
女子校を舞台にした話で、主人公は高校の教師

女子校にいた立場から言うと、おかしい点は
いくらでも指摘できるし、女の子の心理も然り
でも、それ以上に話は面白いと言える

若い作家が書いた作品、ということで読む方がいいだろう
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
(2003/02)
東野 圭吾

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50ページぐらいの短編ミステリーが5編
どの作品も読み終えた時、少し淋しいような
もの悲しい感情になってしまう

人間は悲しい生き物だなと、少し思わせる
そんな作品


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